冊子づくりを通じて富山の「ジオ」を発信しよう

ouj-geoサイエンスカフェとやまでもおなじみの県東部のジオパーク構想に関連したプロジェクトを紹介します。

全国各地のジオパークに行くと、その土地の魅力が詰まったパンフレットやガイドブックを数多く目にすることができます。たとえば、富山のお隣、糸魚川に行けば、ジオサイトごとのパンフレットが用意されていて、観光地など糸魚川市内のあちこちで手にすることができます。

富山県東部では既存の枠組みの中でジオに関わる冊子やパンフレットはたくさんありますが、ジオパーク構想に一体感を持って情報発信し、ブランディングにつなげていくためには、新しい取り組みも必要です。また、富山の活動は全国でも珍しい「民間主導」で進むジオパーク構想でもあり、こうした取り組みを進めていくにはより広い市民の参加を促しながら進めていくことが望まれています。

富山県東部でジオパークに向けて取り組む立山黒部ジオパーク推進協議会では、地域貢献に取り組む放送大学富山学習センターとの共同で、大地(ジオ)の魅力や楽しみ方を紹介するための冊子を作る参加者を募集しています。

富山県東部の大地とそこに育まれた自然や文化を、参加者自ら取材し、地域の魅力を見つけながら新たな情報発信につなげていくプロジェクトで、2015年2月の冊子完成を目指しています。専門家を招いたレクチャーもあり、富山の「ジオ」に詳しくない方でも参加できます。

地域のジオパーク構想で進むサイエンスコミュニケーションの取り組みとして、サイエンスカフェとやまもこの活動に協力しています。是非皆さんの手で富山の魅力を発信しましょう。

  • 追伸
    •  ジオパーク構想のエリアでもある上市町では「かみいち町民のネタ帳」という冊子を発行しており、ジオパークともかかわる部分がたくさんあるので参考になります。

 


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