サイエンスカフェとやま第1回
「超新星爆発とニュートリノ」
ゲスト：鈴木洋一郎 さん
（東京大学宇宙線研究所付属神岡宇宙素粒子研究施設）

ニュートリノを観る眼「スーパーカミオカンデ」
画像提供：東京大学宇宙線研究所付属神岡宇宙素粒子研究施設

夜空に輝いている星にも寿命があります。星はその寿命を迎えるとき、大きな爆発を起こします。それを超新星爆発といいます。その爆発のエネルギーの９９％がニュートリノとして放出されます。

ニュートリノはすべての物質をすり抜ける幽霊みたいな不思議な粒子です。超新星からのニュートリノを神岡山中に設置されているスーパーカミオカンデで待ち受けています。

オリオン座のベテルギウスは、現在いつ爆発してもおかしくないと言われています。 今回は超新星爆発とニュートリノの研究について分かりやすく話をします。

• 主　催：サイエンスカフェとやま・東京大学宇宙線研究所付属神岡宇宙素粒子研究施設
• 開催日：2013年1月27日（日） 15:00-16:30
• 会　場：紀伊國屋書店富山店（総曲輪フェリオ7階）内 カフェギャラリー「BINGATAYA」
• 参加費：500円（飲みもの代）
• 定　員：20名　＜定員に達しました＞
• 申込み：紀伊國屋書店富山店の店頭または電話（076-491-7031）でお申込みいただくか、メール（）で下記の事項をご連絡ください。
  1. 参加するサイエンスカフェの開催日かタイトル
  2. お名前
  3. 参加人数
  4. 年代（何十歳代／学年など）定員に達し次第申し込みを打ち切りますので、お早めにお申し込みください。なお、いただいた個人情報は本行事開催の目的以外には利用しません。
• 参考図書：
  • 小柴昌俊（2010）『ニュートリノの夢』岩波書店
  • 村山斉（2011）『宇宙は本当にひとつなのか』講談社
  • 野本陽代（2011）『ベテルギウスの超新星爆発』幻冬舎
  • 縣秀彦（2012） 『オリオン座はすでに消えている？』小学館
  • 村山斉（2010）『宇宙は何でできているのか』幻冬舎
  • 村山斉（2012）『宇宙はなぜこんなにうまくできているのか』集英社インターナショナル
  • 吉田直紀（2011） 『宇宙で最初の星はどうやってうまれたのか』宝島社
  • 広瀬立成（2006）『対称性から見た物質・素粒子・宇宙』講談社
• そのほか：
  • 会場風景を撮影して動画配信や記録写真として一部を公開することがあります。
  • 当日は Ustream での中継も行う予定です。
  • 当カフェ関連情報
    • 「先日、ご紹介させて頂いた」―つゆねこログログ（2012-12-11）
    • 「1月27日（日）富山でサイエンスカフェを開催」―東京大学宇宙線研究所附属神岡宇宙素粒子研究施設（2012-12-18）
    • 「サイエンスカフェのお知らせ」―GSA （2012-12-28）
    • 「科学者と話そう」―北日本新聞（2012-12-31）
    • 「サイエンスカフェとやま、第1回「超新星爆発とニュートリノ」（1/27）予告。」―A Translator Like Croton Leaves（2012-12-31）
    • 「サイエンスカフェとやま第１回「超新星爆発とニュートリノ」」―日本語教師・奥村隆信　ひとり語り（2013-01-03）
    • 「科学カフェ、富山初の定期開催へ　博物館学芸員ら企画」―富山新聞（2013-01-08）
    • 北日本新聞「ざっくばらん」内（2013-01-09）
    • KNBラジオ「ご近所ラジオKNB！」内（2013-01-21）
    • 「サイエンスカフェとやま」―KNB WEB 鍋田恭子のよってかれま～（2013-01-21）
    • 「サイエンスカフェとやま」―ヨシムラ・サイエンス・ラボ（2013-01-27）

後記：

サイエンスカフェとやまとして初めての回でしたが、事前にさまざまなメディアで広く取り上げていただいたこともあり、県外を含め幅広い年代の参加者にご来場いただきました。ゲストの鈴木さんによる分かりやすいお話に、参加者からも多くのコメントや質問がありました。その中には富山市科学博物館で3月に開催されるサイエンスカフェのテーマ「ダークマター」についての質問もあり、参加者の関心の高さがうかがえました。

• 紹介していただいたメディアなど
  • 「サイエンスカフェとやま第1回「超新星爆発とニュートリノ」開催しました！」　紀伊國屋書店富山店
  • 「サイエンスカフェ「超新星爆発とニュートリノ」終了」　東京大学宇宙線研究所附属神岡宇宙素粒子研究施設
  • 「サイエンスカフェとやま第1回「超新星爆発とニュートリノ」」　togetter まとめ
  • 「難解な科学をわかりやすく」　NHK富山放送局（1月27日）
  • 「科学カフェ始まる」　富山新聞（1月28日）
  • 「大盛況！　サイエンスカフェとやま　第一回」　ヨシムラ・サイエンス・ラボ
  • 「サイエンスカフェとやま第1回「超新星爆発とニュートリノ」感想＆新たな告知。」　A Translator Like Croton Leaves
  • 「サイエンスカフェ、初体験」　日本語教師・奥村隆信　ひとり語り
  • 「サイエンスカフェ「超新星爆発とニュートリノ」」　ひる の なりかわ
• 関連情報・続報など
  • 2013.5.14 鈴木洋一郎さんがカナダのArt McDonaldさんと、ヨーロッパ物理学会のコッコーニ賞を共同受賞しました（東大神岡施設PR）。
  • 2013.7.19 スーパーカミオカンデを利用した実験で、ミュー型ニュートリノが電子型ニュートリノに変化する現象を観測したことが発表されました（東大神岡施設PR）。[報道：NHK、日経、時事、毎日、中日、産経、テレ朝、共同、BBC、Guardian]
  • 2013.9.30 幻冬舎新書から鈴木洋一郎さんの著書『暗黒物質とは何か 宇宙創成の謎に挑む』が発売されました。
  • 2013.10.19 富山市天文台のサイエンスカフェで太陽ニュートリノをテーマとして鈴木さんのお話があります。
  • 2013.10.26 富山市科学博物館のプラネタリウムで鈴木さんの講演会が開催されます。テーマはニュートリノ振動です。
  • 2015.11.9 スーパーカミオカンデ実験が2016年基礎物理学ブレークスルー賞の受賞されました。